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第12章 いい湯、旅立ち

組合の旅行で、会長に誘われてＳＭクラブに行った達彦はエムに目覚めてしまったのだ。

還暦を過ぎてから未知の扉を開いてしまった達彦は、まさか妻にも相談できず悶々としていた。
弟が世間知らずのお嬢様とセックス三昧の団体旅行に来ると聞き、もしかして若くて綺麗な女の子相手なら過激なプレイでなくても勃つのでは？と淡い期待を抱いたのだがダメだった。

「チャコちゃんなら、勉強のためだって言えば何でも応じてくれるぞ？」

(まさかと思ったが、本当に素直なんだなぁ)

もちろん、これだけで終わらせるつもりはなく、達彦は次のプレイをあれこれ考えて胸を躍らせる。