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暁闇
第7章  記憶の中の雨


「まあ、そういう感じなんで、あおいさんと丈はほんと仲いいなって思うんですよ」

「ん……丈から父親とっちゃったの、私だし。
せめて私でできることはしてあげたいの」

「え?」


思わず返した言葉に、彼女は視線を俺へと向ける。
その言葉の意味がよくわからなかった俺は、黙って彼女を見つめ返した。
彼女は少し迷っているようだったが、やがて口を開いて。


「えっと……中学のときの話は確か、少しだけしたと思うんだけど」

「あ、はい……」

「ん……私がね、先生のアパートに出入りしてたのばれちゃったの。
で、噂とかすごくなって。学校に居づらくなって。
見かねた母が、実家に住もうって言ってくれて。それで転校したの」

「転校……」


以前、少しだけ聞いたその、先生との関係のこと。
なんとなく思っていた内容より、もっとずっとそれは――――。


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