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暁闇
第21章  重なる


「……っう」


苦しそうな彼女。
それでも、俺を受け入れようとしてくれる姿が愛おしくてたまらなくて。

奥まで一気に突き挿れたい本能的な衝動に度々襲われながらも、それを堪える。


頭を撫でながら、キスを続ける。
荒い息をさせながらも、彼女はそれに応える。

目尻に少し溜まる涙を舌先で舐めとった。


「んっ……」


はあっ、と息を吐いた隙に、また奥に。


「……もう少し」


耳元に唇を寄せ、囁く。
彼女は小さく頷いた。
俺の手を握る力が強くなる。

もう一度、深呼吸をさせて。
そして、俺はそれを根本まで、埋めた。


「――――っ……!」


彼女は少しだけ仰け反って。
痛いほど握ってくるその手を、俺もぎゅっと握り返す。
もう片方の手で、火照っている彼女の頬に触れた。
優しく、撫でて。
少しずつ戻る呼吸を邪魔しないように、ちゅっ、と何度も口づける。


「……はいったよ」


そしてそう言うと、あおいさんは静かに目を開けて。
囁くように、ほんと……? とそう聞いてきた。


「ん……。大丈夫?」

「……うん。
我慢できるくらいだったから……」


つらかったはずなのに。
そんなふうに言って、少しだけ笑みを作る。


……どうしようもなく、愛おしい。


腰は動かさないままで、彼女を抱き締めた。


「……こうしてるだけですげー気持ちいい……」



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