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暁闇
第24章  初めて口にした


「んっ」


押し当てられる、翔悟くんの唇。
しっとりとした柔らかい彼の唇を感じると、それだけで高まってきて。

きゅっ、と。
ネックレスを掴んでいる手に力が入る。


くちゅ……と、彼の舌が私の中に入りたいと訴えてきて。
私は口を少し開け、それを迎えた。
そこで待っていた私の舌を捕らえると、ぴちゃりという音を立てながら絡めてきた。


「……んっ……は……」


私も真似をして絡める。
唾液を交換するように、ねっとりとした交わりを。


……頬が、熱くなってきて。


やがて離した唇と唇。
まだ足りないとばかりに、透明な糸で繋がれていて。

翔悟くんが、再びそれを押し当ててくる。

ちゅ、と音を鳴らし、離す。
消えてしまった糸。


「……見て」


そして彼はそう言うと、私の両肩に手を置いて、くるりと身体を反転させた。
そのまま少し、押される。


……そこには、鏡に映る私。


頬を赤らめ。
唇を艶っぽく濡らし。

胸元を大きく開けて。
その谷間が、深く見えている。

掴んでいたネックレス。
離すと、きらりと光って見えた。


「恥ずかしいよ……」


思わず、目を逸らす。
自分のとろけきったような顔。
こんな顔、翔悟くんに見られてるなんて――――。



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