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第24章 　初めて口にした

「……いやらしいから……それ」


とうとう、彼女は俯いて。
そんなふうに呟いた。


「ん？」


顔を真っ赤にして、恥ずかしそうに。


……そんな顔されたら。


「こっちにされたい？」


彼女の乳首にあてた指先。
弾くようにして、そこを揺らした。


「っや……あ！」


目で見て思ったとおり、やっぱりもう、そこを硬くして腫らしていて。

びくんと揺らした身体を支えるように、台を掴む手に力が入ったのが分かった。


「……やっぱり……っ」


何がやっぱりなのか、そんな言葉を口にする。

両胸の尖りを、しばらくそうやって指先で弄ぶ。


「っあ」


鏡の中の彼女が、目を閉じて喘いだ。
ぞくぞくする。

もっといやらしい光景が見たくなる。


ぐに……と、鷲掴みにした両の膨らみ。


「や……！」


彼女は左手を台から外し、俺の手の上へと重ねた。

引き剥がすような動きではなかったから、構わず彼女の膨らみを揉みあげる。


くに、と。
力を加えると、俺の手から形を変えて逃げようとする膨らみ。
その柔らかさ、弾力。
夢中になる。


「あ……っあ……んん……っ」


リズミカルに揉み上げると、彼女の声もそれに合わせたように漏れ始め。

左手はそのままに、右手は指先で尖りをきゅっ、とつまんだ。


「っあ……！」


びくん、と揺れるその身体。