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第24章 　初めて口にした

もうどろどろのそこは容易に俺の指を飲み込んだ。
一度抜き、人差し指も添えて、再度なかへと埋めていく。


「……っ、あ……」


あっという間に根本まで飲み込んだそこ。
もう覚えてしまった彼女の気持ちいいところを擦る。


「……ひ」


何かに耐えるように目をぎゅっと閉じ、唇を噛む彼女。

ぐちぐちとそこを擦り続けていると、たまらなさそうに開かれた唇から聞こえてきた、喘ぎ。


「ああ……や、そこ……っ」


伸ばされ、俺の首に縋りつくように絡んでくる腕。
しがみつくように。ぎゅっと。

胸を愛撫することが適わなくなった俺は、意識をそこに集中する。
彼女のなかで蠢めかせている、指先に。


水音が、いやらしく鳴り。
溢れる蜜の多さを物語る。


腰に添えていた左手を彼女の背中にさわさわと這わせる。


「あ……」


触れるか触れないかの刺激に弱い彼女の身体が仰け反るように震えた。
何度も、何度も。下から上へ。上から下へ。往復させる。


「だ……め……！」


ふるふると、声さえも揺れて。