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暁闇
第5章  終わらせる決意


「……桜井くん、無表情のまま、その子に。
『だから何?』ってひとことだけ」


その口元に、微かにだけれど浮かぶ笑み。


「そして、それを見てた和美も。
『昔のことなんて別にどうでもいいんだけど』って――――。
……それまではまだ、私たちそんなに仲良くもなかったんだけど、それで私は和美に好意を抱いちゃって。それから急速に仲良くなったの」

「……あの人が」


少し意外で、思わず言葉を挟んでしまった。
松下さんは、うん、と頷いて続ける。


「……黙り込んだその子から離れて、しばらくして。
私、ふたりにありがとう、って言ったけど。
昔のこと知られちゃった、っていう気持ちもあって。頭の中ぐちゃぐちゃで。
……でも、和美は『そんなの気にする必要ない』って言ってくれて。
桜井くんは反対に『大丈夫?』って気遣ってくれて」


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