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春うらら
第3章 誕生日
こういうのってひょっとしてナイーブな問題が絡むのか?
やっぱ、この沈黙って俺のせいだよなぁ…


「…  誠さん、私に興味…持ってくれたんですか?(照・嬉)」

は?

ずっと興味津々だったけど?

俺、彼女にどんな風に見えてたの?

そんなことを考えながら無表情で周りを見ると、
圭太と坂口さんが「にたぁ~」と笑いながら見ている。こっちの二人は気づいてるなぁ…まぁ、彼女と知り合う前と今じゃ、ここに顔だす頻度が確実に増えてるからなぁ…

「良かったぁ、誠さんって私の名前も呼んでくれないし。
 今まで、私を起こす以外で話しかけくれたことなかったですよね?
 ちょっと『嫌われてるのかなぁ?』と思ってて…

実はここに来てること、申し訳ないって思ってたんですよ。」


良かった、良かったと繰り返し1人で頷いている彼女…

「誠、いつも怖い顔してるから…ほら、誤解されてる。」と笑顔でフォローする圭太。


「そうそう、そんなんじゃ、麗に嫌われるぞ。」とからかう坂口さん…

「え~、私、誠さんのこと好きだから嫌いになんてなりませんよ(笑)」と…








え、え、ええええぇぇぇ(誠・心の叫び)


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