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第1章 １話

…授業中…


そうだよね


妄想なんだもん。


授業中にも関わらずずっと妄想していてそのまま授業はおわり放課後になった。


「玲奈」


「ん？どうしたの佑樹」


佑樹は中学が一緒で仲いい男友達


「ちょっと話したいことがあるんだけど…

　ついてきて…」


あれ？あれ？


これって授業中の妄想通り…？


いや、まだ告白って決まったわけじゃないし…


――屋上――


「玲奈、俺と付き合って欲しい。」


屋上に上がってきてすぐに佑樹は振り向いてそういった。


「え！ごめん、私、楓と付き合ってるの知ってるよね？」


「うん、知ってる…でも好きなんだよ!!」


「きゃっ!!」


言い切ると同時に私は佑樹に抱きしめられた。


「ねえ、俺じゃダメ？」


「ごめん…。」


私は申し訳なくてこれしか言えなかった。


「だよな、でも俺は待ってるから…

　いつでも来ていいからな。

　あと、気まずいかも知れないけど今までどおり話してくれたら嬉しいな」


「うん、わかった。

　ごめんけど、もう行くね、楓待ってるから」


「ああ、ありがとう」


そういって私は楓が待ってる校門に走っていった。