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第4章 社会人

短いお姫様だっこは終わり、コンクリートにしゃがみこみ土を払った。


｢ありがと、無事に砂抜き完了しました｣


『それはよーござんした♪』


｢重くてごめんね笑｣


『俺、力はまぁまぁあるから気にせん。観覧車行くか』


｢うん♪｣



観覧車はタイミング良くあたし達以外並んでなかった。

スタッフに"どうぞ"と言われ


初めにあたしが観覧車に乗った。


｢ひゃあ｣


ｶﾞｸﾞﾝ グラぁ･･･


『そんな勢い良く乗るから揺れるんね、俺びびったわ』


｢だって、タイミングで乗るもんでしょ｣


『いや、･･･まぁそうだな』