この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Blindfold
第5章 ナンパの男



私は『桜』で



彼は『悠』で




それは仮の姿でも何でもなくて──────




私は、彼に何かを



期待していた……?





「ごめんね」



「………そっちが誘ったんじゃん」



「うん。俺のナンパミス」



「最低」



「俺、そういう人間だから」





イライラした。



彼の物言いも


その態度も



腹が立った。




けれど、



何より



彼に言われた事を何一つ否定出来ないことに





一番憤りを感じた。







「っ………帰る」





ベッドから立ち上がって、荷物を持った。





「俺が言うのも変だけど」




彼がなんか言っているのをお構いなしで、扉のノブを捻る。






「自分、大事にしなね」





「っ…………」





本当にこの人に言われる筋合いはない。




「さよなら」





語気を強めてそう言い残した私はそのままラブホテルをあとにした。








/508ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ