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約束~リラの花の咲く頃に~Ⅲ Love is forever
第16章 ♦Half MooN♦

秋たけなわで、樹齢も結構いっていそうな樹には、よく熟れた甘そうな柿が幾つもついている。
この実をたくさん取って帰って、お父さんやお母さんに食べさせてあげたい。
聖泰はそう思った。
聖泰は父のことが大好きだった。何か理由(わけ)があってずっと一緒に暮らせなかったらしい父と共に暮らし始めて五ヵ月、父はよく聖泰と遊んでくれる。父の肩に乗ってぐるぐると回るのは、特に聖泰の好きなことの一つだ。
この実をたくさん取って帰って、お父さんやお母さんに食べさせてあげたい。
聖泰はそう思った。
聖泰は父のことが大好きだった。何か理由(わけ)があってずっと一緒に暮らせなかったらしい父と共に暮らし始めて五ヵ月、父はよく聖泰と遊んでくれる。父の肩に乗ってぐるぐると回るのは、特に聖泰の好きなことの一つだ。

