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王子と専属メイドの戯れ
第6章 保健室
「では、水無月さん。ゆっくり休んでくださいね」
「あ、ありがとうございます……」
光騎さま…ごめんなさい…
いろいろな事情からわたしは仮病を使って保健室で寝ることになってしまいました。
2年に進級早々…わたしは何をしてるんでしょう……
保健室の若い男性の先生は何も疑わずわたしにベッドを用意して下さいました。
「頭痛薬は本当によろしいですか?わたしはこの後用事を済ませにいきますので…ここを空けることになりますが…」
心配そうに横になっているわたしを気遣ってくれます。
ううっ…本当にごめんなさいっ!!
わたしは罪悪感で胸がいっぱいでした。
ですが、あのまま戻って西園寺さんと顔を合わせるのも、神崎さんに心配され続けるのも気が引けました。
「大丈夫です。先生…お気遣いありがとうございます」
「何かあったらここの電話で9番をおせば、内線で繋がりますからね」
先生はそう言うと、保健室を後にしました。
今はわたしの他に生徒はいないようで、保健室はしん、と静まり返ります。
わたしはベッドの中で、今日の出来事が自然と頭に浮かんでくるのでした。
「あ、ありがとうございます……」
光騎さま…ごめんなさい…
いろいろな事情からわたしは仮病を使って保健室で寝ることになってしまいました。
2年に進級早々…わたしは何をしてるんでしょう……
保健室の若い男性の先生は何も疑わずわたしにベッドを用意して下さいました。
「頭痛薬は本当によろしいですか?わたしはこの後用事を済ませにいきますので…ここを空けることになりますが…」
心配そうに横になっているわたしを気遣ってくれます。
ううっ…本当にごめんなさいっ!!
わたしは罪悪感で胸がいっぱいでした。
ですが、あのまま戻って西園寺さんと顔を合わせるのも、神崎さんに心配され続けるのも気が引けました。
「大丈夫です。先生…お気遣いありがとうございます」
「何かあったらここの電話で9番をおせば、内線で繋がりますからね」
先生はそう言うと、保健室を後にしました。
今はわたしの他に生徒はいないようで、保健室はしん、と静まり返ります。
わたしはベッドの中で、今日の出来事が自然と頭に浮かんでくるのでした。