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第2章 抱きしめて

「いってぇー・・・」

　ﾊｯとして、

　私は急いで起き上がろうとしたけど、

　陸さんに抱き寄せられた。

「あっ..あの..ありがとうございます..

　もう大丈夫です..ので..」

　ほっぺたや身体が陸さんに触れていて、

　これ以上くっついていたら、

　私の体温や、緊張している事がすぐに分かってしまう。

「..んー..アンタ心地いいからもうちょいと..」

「そ..そんな..」

　上を向いたら、

　陸さんと目が合った。