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あなたと×××
第6章 *あなたとバレンタイン*
私は鳴海君にお姫さま抱っこで運ばれ、寝室のベッドにそっと横たえられた。

覆い被さった鳴海君の唇が私の涙を拭い、頬から首筋に下りてゆく。

「鈴香さん、泣かないでください。俺、鈴香さんが安心して頼れる男になるように努力しますから」

「鳴海君…」

「だから、俺だけを見て」



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