この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
HOTEL・LOVE
第14章 そして2人は・・ひとつになった


家に帰ってから晴樹は友里と目を合わせることをしなかった。


それはやましさからか、罪悪感からか・・なんだろうと

はじめは思ったけれど、

そうじゃないことにやがて気がついた。


香澄の姿を壁だのテーブルだの、家じゅうのそこここに投影していたから、

友里の存在を今だけ空気のように透明にしてしまっただけ・・



もちろん、悪い事をした、と思っている。

だけど今夜だけは・・

せめて今夜だけは・・・



「お風呂ゆっくり入って疲れとってね」



耳のそばで聞えた声に顔をあげた。

ゆっくり立ち上がると友里がパジャマを手渡してくれた。

それから・・脇腹をつかんだ。だが・・



「ごめん、今日は・・

 今日だけはダメなんだ」



怖いくらいの眼をしていたのだろう。

いつもならすぐにむくれる友里だが、

少しおびえるような目で見上げてきた。

晴樹はそれでも

氷のような態度を変えることはできなかった。

/172ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ