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ふたりH
第5章 花火大会
初Hの翌日。
俺は、朝早くに希に起こされ、飯を食わされ、今、リビングで勉強教わってる。

「だから、この式は、教科書のこの…昴?聞いてる?」
「飽きた。朝から、ずーっと勉強ばっかじゃん。」
「早く終わらせた方が、あと楽しめるよ?」
「だってさ…」
「なに?」
「なんでもねぇよ。」
「早く終わらせて、花火大会行こうよ~!で、一緒に、プリクラ撮ろっ!!」
「はっ?花火大会だけじゃねぇの?」
「だって、せっかく浴衣着るのにぃ。昴は、私とプリクラ撮りたくないの?」

ヤバイな…

「いや、撮りたい…です。」
「じゃ、あと少しね。」

俺は、渋々プリントに取りかかった。
30分後…

「終わった~。じゃ、寝るか。」
「えっ?寝る?」
「うん。ダメか?」
「うん。」
「なんで?起きてて欲しい?」
「うん。」
「じゃ、ヤらせて。」
「えっ?それは、ダメ!」
「じゃ、寝る。おやすみ。」
「…スだけなら…」
「あっ?聞こえない。」
「キスだけなら…」
「ほんとに?」

ラッキー

「やっぱ、やめた。」
「えっ?」
「楽しみは、夜に取っておく。」
「あっ!花火大会だもんね。楽しみだね。」

違うし。はぁっ。
鈍いのか?バカなのか?

「希ちゃん、腹減った。」
「なんか、作るね。何食べたい?」
「希が、食べたい。ってのは、嘘です。パスタでいいや。」
「足りる?」
「夜、食べるからいいよ。簡単で。手伝おうか?」
「ありがとう!昴~!!」

なんで、コイツ嬉しい時とか、身体密着してくるんだ?気づいてねぇのか?
希は、簡単にパスタとサラダ、スープまで、作ってくれた。

「満腹~!!」
「じゃ、しよっか!」

ドキッ…

「なにを?」
「課題。」

期待した俺が、バカでした。

「後、1教科でしょ?花火大会行きたいでしょ?」

俺は、お前とヤリたい…

「はいはい。」

俺は、諦めた。
1時間後…

「うっしゃぁ!!完全に終わった。これで、明日から、ニートな生活ができ…ませんね。」

希が、怖い顔で睨んでる。

「そろそろ、着替えるね。」
「手伝おうか?」
「やだ…」

撃沈。

「出来たよ。」

俺は、ウトウトしてた。

「んあ?」
「ほら!!昨日も見せたけど。どう?」
「可愛いよ。食べたくなる。」
「じゃ、食べてみる?」
「えっ?」

ドキッ…

「じゃ、行こうか。」

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