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メンズセラピスト 〜女性向け風俗の新しいカタチ〜
第12章 アフタートリートメント
二人とも軽くシャワーを浴びたあと、僕らはまるで昔からの友達だったかのように雑談をした。

いずみは、最近一人でバーでお酒を飲むことにハマっているそうだ。

「へ~、じゃあ、今乾杯しようか」

と言ったら、とても嬉しそうにうなずいた。

僕は冷蔵庫からピーチサワーの缶を出してグラスに注ぎ、彼女と乾杯した。

キモチいいセックスのあとはこんなにお酒がうまいものか、と思った。
僕もお客の前で相当リラックスしている。
ちなみに、サロンでお客さんにお酒を出すのはこれが初めてだ。
僕はめったに家で一人でお酒は飲まないので、冷蔵庫にお酒が入っているほうが珍しい。

一杯でやめておくつもりが、いずみも僕もあっという間に飲みほしてしまったので、ベルギーのチョコレートとタイの辛いお菓子を酒の肴にして、もう一缶だけ残っていたビールを出した。

そして、タイ土産の石鹸を渡した。
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