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第4章 初来店

僕も，いざ施術に入ってしまうと、筆談をするのが困難なので、施術前にできるだけ時間をとってコミュニケーションをとろうと思った。

筆談はどうしても時間がかかる。
彼女はある程度読唇ができることがわかり、不思議なもので，僕も簡単な会話であれば、不明瞭な発声とはいえ彼女の話したいことが何となくイメージできるようになってきた。

ボディランゲージや顔の表情で伝わること、
そして相手とコミュニケートしたい気持ちがお互いに通じれば、コミュニケーションできることを初めて体験し、嬉しくなった。