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衝動[完]
第8章 番外編Ⅱ



それから一週間、弥生はそれでも祐に微笑みかけ、話しかけようとしてみたが、祐から返されるものはぬくもりや暖かい言葉ではなく、ひどく事務的な言葉と、冷たいとさえ思われる態度でしかなかった。


その度弥生は泣きたくなるのを必死で堪えていたが、やがて、祐に伸ばしかけた手を止め、話しかけようとした口を閉じるようになった。




仕事の後、一緒に過ごしていた時間は無くなり、弥生はひとりで過ごした。


寝る前に、この一週間毎日欠かさずしていることを今日も行う。


弥生はベッドの上で祐に貰ったくまの人形をぎゅっと抱き締める。


そして、呟く。


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