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衝動[完]
第8章 番外編Ⅱ


弥生は左胸を掴んで俯いた。


「ちっとも無くならない……。私だけいつまでも祐先生を好きなままなの。」


祐はベッドに座る弥生と目線を合わせる為、ベッドに手を置き、弥生の顔を覗き込んだ。



「祐先生の『好き』は無くなったのに、私のは無くならない。ずっとずっと祐先生を好きなままなの。苦しい。苦しいよ……。」



「何を言ってるの?弥生……。オレに解るように言って?」



「遅かったんだよ……。祐先生は私に『好き』って言い過ぎたから、『好き』が無くなっちゃったんだ。私、止めようとしたけど、遅かったんだよ。だから、私、悲しくて……。私だけまだ先生を好きで……一生懸命『好き』って言って『好き』を無くそうとしてるんだけど、ちっとも無くならないの。ずっとずっと……ここが痛いままなのっ……。」


弥生は左胸を掴んだまま、ポロポロと涙を零した。


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