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キズアト
第13章 真実
「常務の奥様ですか、いつもお世話になっております。水原の同僚の木瀬武と申します」
「どういうこと?この女と主人がこの部屋で浮気してるんじゃなかったの?」
彼女がバッグから掴み出したのは、くしゃくしゃの便箋だった。
受け取ったそれを広げて見ると、一枚目は『貴女の夫は会社の部下と不倫しています』二枚目には『○月○日の日曜日、△△マンションの305号室』と書かれている。
その文字は、間違いなく水原の筆跡だ。
(そうか、そういうことか…水原、悪いがこの計画は潰させてもらうぞ)
「どういうこと?この女と主人がこの部屋で浮気してるんじゃなかったの?」
彼女がバッグから掴み出したのは、くしゃくしゃの便箋だった。
受け取ったそれを広げて見ると、一枚目は『貴女の夫は会社の部下と不倫しています』二枚目には『○月○日の日曜日、△△マンションの305号室』と書かれている。
その文字は、間違いなく水原の筆跡だ。
(そうか、そういうことか…水原、悪いがこの計画は潰させてもらうぞ)