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第14章 求婚

「静…どうして？」

「一番辛かった時に支えてくれたのは経夫さんだもの。私達、お互いのキズから目を逸らさずに向き合わなくちゃいけなかったのよ、きっと。だからね、再婚したらセックスしましょう」

「せ、セックスって…まさか君の口からそんな言葉が出てくるとは思わなかったよ」

経夫さんはまじまじと私を見つめ、やがてニヤリと笑った。

「半年後までなんて待てない、今すぐ帰ってセックスしよう」

「え、今すぐ？」