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第3章 夫婦

「ハァッハァッ…今日は随分と激しいな、静？俺を見ずに誰のことを考えてるんだ？」

「ああッ…あなた、あなたよ…決まってるでしょう？…んんッ」

考えるより先に口からスルリと嘘がこぼれ落ちた。

ごめんなさい、あなた。
今日だけは彼を想ってイくことを許して欲しいの。
多分もう会うことのない初恋のあの人を…


「あああッ…あなたぁ！イくッ…イきます…！」