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第5章 友達

当然 予想できたはずの答えに何故か胸が締め付けられた。

赤くなった顔を伏せる水原に、今まで感じたことのない気持ちが沸き起こる。

なんだ、この感情？


「もし本当に私のせいなら、さ」

「え、何が？」

自分の感情を持て余した俺は話の展開についていけない。

「…よ、欲求不満が私のせいなら、責任取るって言ってるの」

そして水原は俺の頬を両手で挟み、顔を近づけてきた。