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キズアト
第9章 不満
「まさか…巴先輩まで…」

「どういうこと?君こそ何か…」

彼女に詰め寄った時、
「北見さん、どうしたの?」
水原がフロアに入ってきた。

「巴先輩!大丈夫なんですか」

トロそうな見かけによらず俊敏な動きで北見と呼ばれた彼女は水原の元へ一目散に駆けていく。



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