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第11章 異変

我が目を疑うほど、水原は痩せ細っていた。

元が良いせいか、かろうじて美しさは保っているものの一歩間違えば骨と皮だけのゾンビになりそうじゃないか。

「どうしたんだよ、あいつ…」

「こっちが聞きたいよ！最近は全然笑わないし…なあ、本当にお前が原因じゃないのか？」

「違う…と思う」


関係ないと言ったのは水原の方だ。俺のことであいつがあんな風になるわけがない。