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第14章 比呂美の幸運

それからよぅ～毎日毎日ベンチでほっかーんと口を開けて空を見て～!
夜、一緒に最後の晩餐会だ～と言いながら涙を流しながら笑って
｛かっちゃんよ～短い間ありがとうよ！｝と言って
俺からのプレゼント受け取ってくれって言われて腕時計とネックレスを貰っただ～
｛幾ら銭が無くてもこれだけは離すことは出来なかったからな～｝
まっちゃんは女房に誕生日プレゼントに貰った唯一の宝物だった。
｛もしも、かっちゃんがお金に困ったら、これを持って○○質店に行きな…｝
俺もう疲れたから寝るよ～お休み・・・・と言って俺も寝たけど、

朝起きたらまっちゃんが居なくて外を見たら、木の枝に首を吊っていただ～。
かっちゃんは思い出した様で目からは大粒の涙が溢れていた。
誰かが警察に通報したのか、朝早く警察が来て聞き込みされ、事情を話して居ると
娘さんかな～お父さん～ーーーって大きな声で叫んでいたな～。

比呂美と由美は宝くじの事は何も聞かず、首を吊った木の枝に手を合わせて
黙祷して家に向かった・・・・・・・・・・・・・・!。