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フ・リ・ン ~年下の男の子と~
第6章 雨からのエスケープ

トイレのドアから出たところで腕にしている時計をチラ見すると、あの電話から20分ほどになろうとしているのがわかる。
もうそろそろかなとやっぱり胸がときめいちゃうけれど角を曲がって自分の席を見てみると、わたしのところはちゃんと空いているんだけれどその両隣には人がしっかり座っていてなんかガッカリ。
もしかしたらここで出発前のお茶をしたかもしれないのにィって。
向かって右には年配の男の人で左には中年の女性の二人連れ。その3人の人はみんなビジネス・スーツを着ている。
もう、席を立たなければよかったと化粧室に入ったことを悔やみ、わたしをイジメてあんなおブス顔にさせた会社のオバサン達を恨んだ。
「ありがとうございましたぁ」と席を立つ時に声をかけていた店員さんを見つけてお礼を言い、またわたしの席に座って、コーヒーを飲みながらさりげなくロータリーをまだ来てないかなと見渡す。
もうそろそろかなとやっぱり胸がときめいちゃうけれど角を曲がって自分の席を見てみると、わたしのところはちゃんと空いているんだけれどその両隣には人がしっかり座っていてなんかガッカリ。
もしかしたらここで出発前のお茶をしたかもしれないのにィって。
向かって右には年配の男の人で左には中年の女性の二人連れ。その3人の人はみんなビジネス・スーツを着ている。
もう、席を立たなければよかったと化粧室に入ったことを悔やみ、わたしをイジメてあんなおブス顔にさせた会社のオバサン達を恨んだ。
「ありがとうございましたぁ」と席を立つ時に声をかけていた店員さんを見つけてお礼を言い、またわたしの席に座って、コーヒーを飲みながらさりげなくロータリーをまだ来てないかなと見渡す。

