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第3章 背徳の恋

シーツにまで飛び散った雫が水たまりを作って、あたしはお腹の奥がせつなくて、身体を起こして翔さんの腰にするりと腕を絡めて、すがりつく。


「翔さ…っ……欲し……」

「すごいやらしい顔してるの、気づいてるか？理紗のココ、もう指じゃ足りないよな…」

「や…っ、ゆわないで……」

「どうして欲しい？理紗が欲しいもの、全部やるから…言って」


抱きしめたまま、低くて艶っぽい声が耳にキスをする。
あたしは為す術もなく溺れてゆく。
唇は呆気なく、欲を満たすための言葉を紡ぐ。


「翔さんので、ぐちゃぐちゃにして……ください…あたしの、ココ……」

「いいよ。もう、戻れないって…わかってる？止めるつもりなんて初めからないけどな」


翔さんは甘く囁きながら、硬くなった熱芯を秘唇に押しあてて、ゆるやかに摩擦を起こす。