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誘淫接続
第7章 解除
 翠はふと麻琴の方に目を向けた。
 翠の顔から笑顔が消える。

 「ロープ持ってくるんだ」
 隆一が静かに言った。
 隆一は相変わらずの穏やかな表情だ。
 「あうっ……そんなぁ、マスター……」
 翠が半歩後ずさる。
 「う〜……」

 隆一が微動だにせず立ったままでいると、翠がまた敬礼した。
 「……了解しましたっ! マスターっ!」
 翠はそう言うと、飛び跳ねるように奥の扉へ戻っていった。

 隆一は麻琴の方を振り向いて言った。
 「あれがミイの仮面の外し方なんです」

    ※  ※  ※

 翠は服を着たまま仰向けで寝かされ、曲げた両脚のひざは胸につくくらいに持ち上げられている。そして両腕でひざ裏を抱える格好にされたまま、腹の上あたりで両手首をロープで縛られている。
 翠の尻は股間が真上を向くくらいに持ち上げられているために、ミニスカートは全部まくれてしまっている。

 その股間は下着がなく、むき出しだった。
 翠の小さく丸い尻も、秘唇も、すぼんだ尻穴も、左もものほくろも、何もかも丸出しになっている。
 股間の毛は全て剃られていて、小柄な体格とあいまってまるで幼女のようだ。

 そうやって差し出された翠の下半身の前にスーツの隆一が立っている。
 隆一は乗馬鞭を握っていた。
 麻琴はソファに座ったまま、その様子を顔をそらしつつ横目で見ていた。
 どうしても顔を正面に向かせることができない。

 「マスター……マスター、ごめんなさいっ……ごめんなさいっ……」
 翠が訴えかけるような目をしながら、小さな声をあげている。
 隆一は、表情ひとつ変えず、翠の尻を一発鞭打った。
 「ひゃうんっ!!」
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