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誘淫接続
第3章 第十三の接続
 ――初めて……
 ――ご主人さまに私の身体を見られちゃう……
 ――でも……
 ――私の身体で興奮してもらえたら……

 麻琴は、蜜壷の奥底から牝の搾り汁が、少しにじみ出たのを感じた。
 スマホのカメラが徐々に起き上がり、画面全体が見えてくる。
 その時、麻琴は自分の目を疑った。

 確かに、麻琴の胸から下の映像は映っている。
 しかしそれは、画面右下の隅の、小さな囲みの中だけの話だ。
 目に飛び込んできた画面いっぱいには、麻琴ではない、貞操帯をつけた別の女性の乳房から下の裸体が映っていた。

 ――えっ……!?
 ――何これ……!?
 ――だ……誰……!?

 麻琴はしばらくの間呆然とした。
 これは一体どういうことなのだろう?
 ビデオチャットに切り替えているので、『ご主人様』と会話もできない。

 画面の向こうの女性は、麻琴と同じように、薄暗い照明の中で脚をM字にして広げている。その真ん中の貞操帯の色は、麻琴の紅とは違って、黒だった。
 左足の内ももに大きめのほくろがあり、妙に色気を放っている。

 向こうの女性も、スマホを片手に自分の身体を写している。
 その映像が麻琴のスマホ画面に表示されているのだ。
 ということは、麻琴が写している自分の身体も、相手女性のスマホ画面に表示されているのだろう。

 突然、相手女性が身体をよじらせ始めた。
 気がつけば、麻琴の身体も勝手にくねっていた。
 遠隔操作で貞操帯のスイッチが入れられたのだ。
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