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誘淫接続
第6章 強制接続
 ――何なの……
 ――どうなってるの……
 ――この子も私も……
 ――何なの何なの何なの何なの何なの……!

 いつの間にか翠は画面の中で、大きく開いた股間を右手でまさぐっていた。
 その指は秘唇の上にある肉芽をぐりぐりと回している。
 「うあ……はあんっ……! イイ、イイっ……たまんないっ……!」
 やがて、翠はあごを上に向け全身をビクッ……ビクッ……と震わせた。そして伸びきった喉と、小ぶりな乳房を痙攣させ続けた。

 麻琴は全身に力が入りきらない甘酸っぱいけだるさの中で、画面をぼんやり見続けることしかできなかった。
 本当に、今起こっていることは、現実なのだろうか?
 ゲームのようにプログラムされたCGに翻弄されているだけなのではないだろうか?

 「マキ、月曜デートするぞ」
 放心している麻琴の耳に、突然翠の声が響いた。
 「えっ……」
 「月曜。定休日じゃないか。また連絡する」
 月曜――隆一が時間を取って欲しいと言っていた日だ。
 ――ああ……
 ――もう……どうでもいい……かな……

 気がつけば、翠とのビデオチャットは切れていた。
 代わりに、スマホの画面には隆一からのメール着信を示す通知が表示されていた。
 ――えっ……?
 麻琴は慌ててメールを開いた。


  東です。突然メール送ってごめんなさい。
  水野さんのアドレスは田村さんに教えてもらいました。
  月曜ですが、17時にJR新宿駅東口の地上ロータリーあたりで待ってます。
  ご都合悪ければ連絡ください。


 麻琴はどまどった。
 麻琴からのメールが待ち切れなかったのだろうか?
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