この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
唇に媚薬
第9章 ヤキモチ王子

「さ、先に仕事片付けるって言ってたよね?」

「………」

「冷蔵庫に入れておくね」


……変えた理由は
蓮に逢うのを見越してたから。

逃げるように、パタパタとキッチンへ走り去っていく蘭を見て
そんな馬鹿馬鹿しい想像までする始末。


……明日の朝、ここを出たら
3週間もの間、あの姿を見ることも、触れることもできない。


残り少ない時間、そのリミットまで
俺のものだって意識を、どうしたらもっとあいつの心に深く植え付けられる?

狂い落ちそうな程恋焦がれて、求めるこの想いを
どれだけ吐き出せば、あの愛しい体に刻みつけられる?


って俺

完全に危ねぇ……


「………」


一度寝室に行って、再びリビングに戻った。
壁のスイッチを押して、部屋の照明を落とす。


「……葵?」


夜景が、その横顔を照らして
振り返った蘭の方へ、俺は足を進めた。

/341ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ