この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
唇に媚薬
第3章 強情プリンセス

“ キスした理由を聞きたくて ”


……さらっと言えばいいのに、どうして黙っちゃうかな私。
さっきから、心も体も変なんだ。


「蘭?」

「………っ」


葵の深い瞳が綺麗で、吸い込まれそうで
私が写ってるってだけで、なんだか嬉しくて……

嬉しい?
な、なぜ?
違うって!


「しゅ、週末で休みだもの。
“ 珍しく ” 時間があったから……」

「別にいつも通り会社の近くでいいだろ。
わざわざ……」

「だって空港なんて滅多に来れないし!
しかも成田じゃなくて羽田だから近かったし!」

「…………」

「カ、カナダとの直行便があるって、凄…い、ね……
……っ」


勢いよく切り出したのに
途中から何かが胸に込み上げてきて、また話せなくなってしまった。


「……はは、変な奴」

「………っ」


……ねぇ葵。

私も変だけど、葵も負けてないよ。

だって

目を細めて、そんな風に柔らかく微笑む貴方を

私、今まで見た事無いもの……

/341ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ