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サイドストーリー3
第31章 横浜ホールディング⑥

毎朝、決まって8時に会社から少し離れた喫茶店でモーニングを食べる。
今流行りのチェーン店じゃなくてちょっと昔ながらの喫茶店だ。
晴れの日も雨の日も、台風の日も。
ウイークディは毎日ここによる。
30分かけてモーニングを食べながら新聞を読んで
10分歩いて出社する。
これが俺のもう何年も続いている朝の日課だ。
喫茶店のマスターは変わらずバイトの女の子も変わらない。
雰囲気が変わらないから、居心地の良さも変わらない。
「橋本さん」
テーブルにメガネを忘れたようで、店を出てすぐにバイトの女の子が
持ってきてくれた。
「ありがとう」
これがないと仕事にならない。
「橋本さん。この前マスターと話していた動物園には行ったんですか?」
「うん。行ったよ。久しぶりだったから楽しかったな」
「女の子と行ったんですか?」
「うん。会社の子とね」
「・・・・それってデートですか?」
「違うよ。エジプト展に行こうと思っていたら、その子も行くというから
一緒に行っただけだよ」
「本当に?」
「本当だけど」
「じゃぁ!!今度の土曜日に私とデートしませんか?」
「え・・・」
「正真正銘のデートです!」
「俺と?」
「はい」
「君が?」
「はい」
俺が女の子と?
「デート?」
「そうです!デートです!」
そのすがすがしさが可愛くて。
「行先、考えておくよ」
と、軽く手を振って会社へと歩き出した。
END*****
今流行りのチェーン店じゃなくてちょっと昔ながらの喫茶店だ。
晴れの日も雨の日も、台風の日も。
ウイークディは毎日ここによる。
30分かけてモーニングを食べながら新聞を読んで
10分歩いて出社する。
これが俺のもう何年も続いている朝の日課だ。
喫茶店のマスターは変わらずバイトの女の子も変わらない。
雰囲気が変わらないから、居心地の良さも変わらない。
「橋本さん」
テーブルにメガネを忘れたようで、店を出てすぐにバイトの女の子が
持ってきてくれた。
「ありがとう」
これがないと仕事にならない。
「橋本さん。この前マスターと話していた動物園には行ったんですか?」
「うん。行ったよ。久しぶりだったから楽しかったな」
「女の子と行ったんですか?」
「うん。会社の子とね」
「・・・・それってデートですか?」
「違うよ。エジプト展に行こうと思っていたら、その子も行くというから
一緒に行っただけだよ」
「本当に?」
「本当だけど」
「じゃぁ!!今度の土曜日に私とデートしませんか?」
「え・・・」
「正真正銘のデートです!」
「俺と?」
「はい」
「君が?」
「はい」
俺が女の子と?
「デート?」
「そうです!デートです!」
そのすがすがしさが可愛くて。
「行先、考えておくよ」
と、軽く手を振って会社へと歩き出した。
END*****

