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第9章 環と祥子

『やあ！悠太、おーっす（笑）』

『おはよーっす！』

『あ、しょこちゃん！おっはよー（笑）』

『……おはようございます……』

『なんだかなあ。。。しょこちゃんが元気ないから、ホラ、空までどんよりだ（笑）』

『元気ない顔はダメだ。辛くても笑うんだよ。』

祥子の耳元で、そう言った。

『…はい…ごめんなさい……』



まあ、とにかく、俺も、山盛りの配送で、ほとんど営業所には居なかったから、その後の祥子の様子はわからない。


バタバタと一日は目まぐるしく過ぎ、退社時間……

俺は、少しばかり、気が重く……それでも、今朝の祥子を見て、尋常じゃない雰囲気は見てとれたので、何とか明るいしょこちゃんに戻したい！と、歩みを速めた。