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翻弄の果てに
第9章 環と祥子
『何がおきた?
たぶん、気持ちだよ、環。俺にはわからない環の躯が、キスか、手指か、いや、シチュエーションか……それらの何かに反応したんだよ、きっと。』

『そうなのね、きっと……』



『ねぇ環、』

『ん?』

『腹減った。焼きうどん食べたい。……だめ?』

『まあ!(笑)悠ちゃんったら(笑)笑わさないで〜』

『ええーっ?笑うとこぉ?』

『ごめんなさいっ!い、今、作るわ(泣笑)』


環のツボにハマったのか、しばらく笑いが止まらない環の目から、笑いすぎ涙が伝っていた。

『だって、何も食ってないんだからさあ、ねぇ、笑いすぎ!』



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