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第11章 純粋な気持ち

『やあ！久しぶりだな（笑）』

『ああ、やっとお前達と遊びたくなってな（笑）』

『なんだ、なんだぁ？そのわりには浮かない顔だなあ。』

『んなことないさ。さあ、乾杯だ！』


結婚した仲間ののろけ話や、仕事のことなど、まあ、そこそこ盛り上がった。

『隣は、女子会か？野郎の声がしないな。』

『おいおい、新婚さん、怪しい行動は慎めよ。』

『いや、こいつ、最近失恋したんだ。』

『えっ？結婚秒読みだったんじゃねーのかよ！』

『もういいんだ。俺は独り身を貫くことに決めたんだ！な？悠太、一緒に独り身を謳歌しようぜ！』

『謳歌…な…。まあ、それもいいか。

祥子ちゃん、結婚して、今、妊娠してるんだって。俺も、完璧に振られたことだしな。』

『幸せなんだな、祥子ちゃん。』

『うん、そのようだ…』