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翻弄の果てに
第4章 穏やかな日々
「パチン、パチン…」
と、手を叩く音がした。

すると…

「パチパチ、パチパチ!」

大きな拍手と共に歓声が沸き上がった。

『いやあ、悠さんよぉ、おめえさんは、素晴らしい若者だ!ありがたい、ほんにありがたい!』

『あ…いや…でも、バスは?』

『あんたんとこのスーパーのオーナーが、大事に保管しとるわ。きっちり車検もな(笑)』

『じゃあ…俺、やります!御用聞きも、必要とあればやりますよーっ!』


必要とされてる感覚が嬉しかった俺は、みんなの前で、ガッツポーズなんかとっていた。


道順や、曜日、時間帯の他、常載する品物など、決めなければならない。

俺は、俄然やる気が湧いた。



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