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第5章 性(さが)

『お姉ちゃん、どうね？』

『過労と、ちょっと体調不良のとこがあって、暫く入院することに。』

『心配やねー』

『すいません…』


二人共、結構、村の役に立ってたみたいで、何かと皆さんに不自由な思いをさせていたらしかったが、誰もそんなことを言う人はなく。

俺の食事の世話は、不動産屋のおばちゃんがしてくれていた。

そんなんで、おばちゃんの行為に甘えて、煮魚や、煮物系を食べていた時、ふと……

｢母さん、どうしてるかなあ……｣

呟いてしまった！

『あたしと、爺さんだからいいけど、村の人らには、死んだことにしとるんだろ？気いつけんと。』

『あっ…』

そうだった。ヤバい！