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ピンクの扉
第2章  セールスマン
「どうぞ、手にとってフィット感をお試しください。」

えっ?触っちゃっていいの?
では遠慮なく・・・

触ってみてビックリした。
コンドームのフィット感もさることながら、張り子の感触が生身のイチモツそっくりだったんだもの。

ああ、久しぶりの弾力と固さ・・
頬が上気してピンクに染まってきちゃう。

「どうです?すばらしいフィット感でしょう?ほんとに着けていないかのような感覚を楽しめますよ。」

ええ・・・ほんとに・・・・
あっ、いえコンドームも素晴らしいんでしょうけど・・・・
私はこの張り子の出来具合に驚いてしまいますわ。

「みなさん、そうおっしゃいますよ。実はですね、その張り子、わたくしのペニスを石膏で型どって製作したものなんですよ。」

えっ?あなたの?・・・
ご立派なモノをお持ちなんですね。
でも信じられないわ。
だって、あなた、すごく華奢な体型なんですもの。
この張り子からは、筋骨隆々の男性を想像しちゃいますわ。

「あっ、信じていただけないようですね。では、どうでしょう、実物をご覧になりますか?・・・・実は、先ほどから、素敵な奥様を拝見して勃起しているんですが・・・」

えっ?やだ、なに冗談言っているんですか。
でも、見せていただけるんなら、見せていただこうかしら。
うふっ。
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