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ピンクの扉
第4章 娘の彼氏
さすが我が娘。
初めてのフェラで
男にこうまで言わせしめるとは!

「あっという間に僕のモノは
絶頂に導かれました。
でもそんなにあっさりといかされるのは癪なので精一杯ガマンしました。
でも…僕の意思とはおかまいなしに
噴出してしまったんです」

あちゃ~、でも若いんだもん。
ガマンしきれなかったのね。

「由佳は咳き込んでしまい、
かなりつらそうでした。
その後は、エッチする雰囲気にもなれず、
気まずい気分でラブホテルを後にしたんです。
それ以降、由佳とは連絡が取れないんです」


う~ん、きっと吸い込んでいる時に
射精しちゃったのね。 

あれはつらいのよ。
鼻の奥がツーンとするわ、
気管にザーメンが侵入するわで
しばらくは食欲なくなるもんねえ・・・


そんな会話をしているときに、
桃子の携帯が震えた。
ディスプレイにはYUKAという文字が点滅していた。

なんというタイミング・・・

桃子は席を立ち、
キッチンに回りこんで携帯を耳に押し当てた。


『あっ、ママ?
由佳、今晩、美由紀たちとカラオケで
オール(オールナイト)するから、
今夜は帰りませ~ん』

別にそれはいいけど・・・
実は今ね、
佐藤くんが由佳と話がしたいと家に来ているのよ


佐藤君に聞こえぬように、
桃子は出来るだけ小声で通話した。

『え~?なんなのよあいつ!むかつくぅ~!
ママいいからとっとと帰しちゃってよ』

そうはいかないわよ、
話を聞けばちゃんと話し合えば
理解しあえる事じゃないの。
今夜は無理としても、
後日ちゃんと話し合いなさい。ねっ?

『もうどうでもいいのよ。
あいつとは別れるつもりだし』

付き合うか、別れるかはあなたの勝手だけど、
別れるにしても、
ちゃんと会って話をしてきれいに別れなさい。
なしくずしにして自然消滅なんて
ママは許しませんよ。

『は~い、わかりましたよぉ~。
あいつには、また連絡するからと言っておいて。
じゃあ、もう切るからね。バイバ~イ』

あん、待って・・・・
あっ、切れちゃった。

もう勝手なんだから。
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