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ピンクの扉
第10章 旅は道連れ

「いい匂いだ」

噓よ!彼はそう言ったけど、
きっといやらしい匂いよりも
恥ずかしい匂いの方がキツいに決まってる…

恥ずかしいシミもあるはず…

ああ…さっさと脱がして指を突っ込んで
いやらしい香りでカムフラージュさせて欲しいわ…

「汚いから恥ずかしい…」

「何言ってるんですか。
この香りそのものが
生きているという証じゃないですか」

そしてこれが僕の生きているという証の匂いです。

そう言って彼は私の顔の上に跨がりました。

ボクサートランクスの前の膨らみが
私の顔を叩きます。

私はその膨らみを舐めて
男性シンボルのシルエットを際立たせました。


「直接舐めてもらってイイですか?」

私はコクリと肯いて
彼のボクサートランクスを脱がしました。


長さはないけれど太さはかなりのモノでした。

まだシャワーを使ってなかったのか
彼のモノは凄く男性の香りがしました。

昼間のタクシードライバーさんもそうでしたが、
どうして男の香りって
こんなにも女を蕩けさせるのでしょう…



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