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第1章 1

　私は家族というものを知らない…。

四歳の時にお母さんが居亡くなってから家族というものを知らない…。



夕暮れまだ陽の高い内に私は、家に帰りつき鍵を開け家に入る。

「ただいま。」

靴を揃え二階の自室に机に鞄を置き服を着替え終え階段を降った。
薄暗い廊下を通りﾘﾋﾞﾝｸﾞから庭に降り洗濯物を取り入れ台所に行き米を洗い電気釜のｽｲｯﾁ入れ、風呂場行く、風呂を洗ってｼｬﾜｰで洗剤を流し湯を入れる。
脱衣所に戻りﾀｵﾙを取り、湯船の周りを乾拭きし洗面台も拭く、台所のｷｯﾁﾝも同じく拭きﾀｵﾙを洗濯機に放り込み、台所と廊下の電灯のｽｲｯﾁ入れ二階の部屋へと帰る。



外が暗く成る頃、車の音が聞こえ止まるとﾄﾞｱの開く音が聞こえる。


私は、宿題を置き、着替えを持って部屋をでる。
玄関の閉まる音がし足音聞こえる。


私は階段を降りながら、部屋のﾄﾞｱが閉まる音を聞く。

私は階段を降り部屋のﾄﾞｱの前でくる。
「おかえりなさい。」
「あ、あぁ…。」

ﾄﾞｱ越しに焦ったようなどもった返事が返ってくる。


私は通り越し風呂場に向かう。