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回想ディスコ
第3章 「正弘の場合」

シャネちゃんの前にひざまずき、右手を差し出した。

やっと観念したわね、ってほくそ笑んだシャネちゃんだったけど、
その次の瞬間に
左側からバラの花束を彼女の胸の前につきだすと、
見る見るうちに表情が崩れて。

周りからは大歓声。
ピーピーと口笛を鳴らすヤツや、声をあげるヤツ。
みんなが手を叩いて冷かしてくれた。

そんな中でもオレはシャネちゃんを見つめて花束を捧げた。

「オレと、ベッドでも踊ってもらえますか?」

シャネちゃんは・・
半べそかいてたな。
いくら強気な事ばっかり言ってても、いざとなったらやっぱりかわいい女の子。

花束片手にオレにしがみついてきたよ。
いいコいいコって髪を撫でてやると、
さらに力をこめてオレに抱きついてきたっけ・・
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