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誘惑のサンタクロース
第3章 ☆☆☆
テーブルのセッティングはもう終わっていて、
お酒やお菓子、おつまみなどがすでに並べられていた。
「はい、かんぱーい!」
「か、かんぱい」
ぐびっとお酒を口に入れる。
シュワシュワで甘くておいしかった。
お酒を呑みながらいろんな話をした。
「あっ、」
と言ってお兄さんは立ち上がり
バッグの中から何か出してきた。
「これ生年月日見て、
ほんとに今日誕生日でしょ?」
「ほんとだ、あ、名前星弥って言うの?」
「そう、クリスマス生まれだから
字は違うけどせいやっていうの」
「黒ちゃんの名前は?」
「わたしは紅里、紅に里って書いて、あかりっていうの」