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誘惑のサンタクロース
第3章 ☆☆☆




そんな艶めかしい顔で言われたら
誰だって嫌なんて言えないよ・・・。




さっき体が見えないように
ひと巻きしただけのマフラーに手をかけると、
そのマフラーで首にリボンを作った。




「うん、あげる・・・た、誕生日・・・
 おめでとうございます・・・」



こんなことをしたのは初めてだ。




わたし自身をプレゼントするなんて
そんな恥ずかしいこと・・・。




恥ずかしくて俯いていると
下から星弥くんが顔を出したかと思ったら
そのままキスをしてきた。



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