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誘惑のサンタクロース
第4章 その後☆



「パパ、ママ、ありがとう」



涙声でそう言うと
こっちこそごめんって言ってくれて
3人で泣きながら笑った。




しばらくして涙が落ち着いてくると、ママが


「紅里の手に持ってるのなに?
 食べ物なら冷蔵庫に入れるから貸して」


って言われて
星弥くんがくれた箱のことを思い出した。




その箱の取っ手は、わたしの握力と
手汗のせいでぐちゃぐちゃになっていた。




せっかく星弥くんが持たせてくれたのに・・・


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