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第3章 不倫調査

開いた口が塞がらない、という現象をヘースケは初めて体験した。

「…なにをどうしたら、そんな話に？」

やっとのことで言葉を絞り出すが、
「マコに完全に舐められてるし、適度にヘタレだから怒っても女の子にあんまり酷いこと出来なそうなとこが良いなと思ってさ。それにもしかしたら、マコがやたらと君に突っかかるのも無意識に誘ってるのかも！あ、別にヘースケ君がクズだって言ってるわけじゃないよ？」
所長は更に人を食ったようなことを言う。